
そうだ!投票に行こう!
(投票所ではありません…笑)
友人の知り合いの息子さんが出演している劇にと誘われ、久々に若い方々の熱い舞台を観てきました。
場所は、日暮里にある“dー倉庫”という小規模な劇場。
近代日本の幕開け、激動の時代に、志を抱き歴史に名を刻んだ人々の、
中でも吉田松陰の門下生、伊藤博文、山縣有朋に焦点をあて、時代の持つ熱を描いた作品です。
鎖国から開国へ至る時代の大きな分岐点は多くの若者の理想を掻き立て
それらがまた大きなうねりとなりました。
それぞれの掲げた若い理想は、時代に試され、時代に磨かれ、確固たる信念に‥
ラストで伊藤博文が憲法の制定を熱く訴えるシーンは殊に圧巻!
おもわず涙がこみ上げて来てしまいました。
若い方々の舞台は、早すぎるくらいのセリフ回しで‥
演出なのか…普段の会話もそうなのか‥
機関銃のように繰り出される会話と、
合間にはさまれる現代の小笑い、高いテンション‥
正直、ついていけるかと危惧しながら観ていましたが(爆)
いつの間にか引き込まれ、
もう一度あの時代を見つめなおさなくてはとすら思うようになりました。
混迷する今の時代に共通するものがあり、
一人一人が、小さいけれど大切な権利を行使して、国に目を向けていかなければとも思いました。
下町の“d-倉庫”という小さなハコに溢れる大きな情熱
良い舞台を観たなと思いました。
(劇団 熱血天使 第8回公演 志編 7月21日まで)