
駆け抜ける秋 (あっというまに冬?…)
家庭内で拉致されていたPCが、暫くぶりに戻ってきました!(^^)!
その間、ひめは秋の夜長‥ちゃちゃっとモンスターなど捕まえに?‥
(野性の血が騒ぐんでしょうか。。笑)
めっきり白いものが増えた‼?
いえ、光の加減!
まだ2歳です!

私は久々の読書に!
今話題の作家、百田尚樹さんの本を初めて読みました。
“ゼロ” その、他を一切寄せ付けないような孤高の響き‥
無であり、始まりでもある数字‥
敗戦と再生の意味が込められた題名かと思いましたが、“ゼロ戦”の事でした。
その名前の由来も、“皇紀2600年”(当時日本独自の年号)に認可されたから、その末尾の『0』‥
構えるほどの意味はないとしながらも、なにかしらの必然性を見出したくなる‥
そんな想いを見事にすくいあげた題名だと思います。
その“ゼロ戦闘機”のパイロットとして、最後は特攻隊の一員として命を落とした祖父がいた事を
60年経った現代に知った孫たちがその足跡を辿る物語です。
戦争を語るには余りにも重く辛い体験を余儀なくされた祖父母の世代。
僅かなつてを頼って訪れた先の人たちが、その重い口を徐々に開いて、やがて全てを語りだす‥
顔すら見たことのなかった祖父の姿が徐々に浮かび上がっていく‥
声が聴こえる気がする‥『生きよ!』というメッセージとなって‥
どんな時代でも、いつでも変わることのない、ゆるぎないメッセージが。。。
それは緩く生きてきた孫の心に、いつしかしっかりとした核を形成していく。
今、原発などに象徴される政府の対応というものをみていると、
不思議なほど当時の政府の姿勢と似ているように思えてなりません。
そしてマスメディアの姿勢も‥
確かに「事実」は伝えているかも知れません。
でもそれは必ずしも「真実」ではないかもしれません。
また、情報量の多さはかえって受け取る心を麻痺させる側面もあるのではないでしょうか。
受け取る心の眼を大切にしなければいけないと…
そんなことを考えさせられる一冊でした。
PS ひめはゲーム機を見ています‥「事実」です。
動く画面に反応して手を出しましたが、
モンスターを捕まえようとしたわけではありません‥「真実」デス(爆)