
新学期の準備は!?宿題は!?
休みの終わりが近づくと、子供時代は親に急かされ、因果は巡って子供を急かし…
と、10年位前まではカリカリした時もありましたが、今はのんびり、だら~り!(笑)
若干のお盆休みに思い立って、久々、読書にはげみました。
「読書の秋」。季節の先取りでもあります。(おいおい…早すぎ!)
ってな訳で、定番の「読書感想文」^_^;
「芥川賞」が掲載された文春、9月号と、第141回「直木賞」受賞作、「鷺と雪」です。

毎回思うのですが、やぱり芥川賞は…あまり馴染めません。(*_*;
新人だし、当たり前っていえばそれまでですが、あまりにも実験的、独善的作品が多すぎて、これからを期待しようにも…的な気がします。(だから、ハードカバーで買う気がしません。

)
相変わらず、メディアの取り上げかたは表層的。
若い女の子、ギャル、外国人、エリートサラリーマン、等々。
受賞者の絵になるキャッチフレーズのみで騒いでいる様にさえ思えます。
(って、辛辣過ぎ?)
でも、この文春の掲載号だと、選考委員、9名の方の選評が載っているので、それらの方々の評と、自分の感想を比べる面白さがあります。
自分の感想と選考委員の作家の感想がが近いと、この作家の作品を読んでみようって思ったりもします。
そんな楽しみもあるので、この全文掲載号。きっと次回も買うでしょうね。(^_-)

かたや、「直木賞」のほうはプロの作品。
安定して読めるし、敬意を払って、ハードカバーにしました。¥1400+税
ちょっと高いなぁ~と思いますが、映画を一本、好きな時間に繰り返し観たと思えば安いかも。
(と、なにかの記事にそういう考え方があると書いてありました。受け売りです。ハイ)
北村薫氏の作品は今回が初めて。(春日部出身ということで、ちょっと気にもなったりで。)
カバーの帯にある「良家の令嬢と女性運転手が時代を見つめ謎に挑む」とあったので、どんな「謎」かなと期待した割には結構、淡々と進む感じであまりドラマチックではありませんでした。
「令嬢」の目を通しているのに、どこか男性的な感性のほうが強くなってしまうみたいで、若干の違和感もありました。
でも、淡々と進むのに、時代は2・26事件に向かって突き進む時。
ラストに日本が大きく崩れていくだろう事を、直接的に書かなかった事で、かえってそれからを重く感じさせるような作品でした。
読み終えた後にも、その時代に思いをめぐらせてしまう…さすがに技あり!!な気がしました。
以上をもちまして、一人夏休み課題図書、感想文の宿題。終了~~!(笑。デス)

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仰せの通り、一番、中身がなくてウダウダつぶやいてるのは私なんですよ。(分かってました?やっぱり^_^;)
だからブログという格好の手段でトグロまいてます…
そしてまた、ウダウダとつぶやいていきますので、懲りずに遊びにいらしてくださいね。!(^^)!