fc2ブログ

月のつぶや記

ささやかな日常の風景に言葉を添えて…

お正月休みの宿題 「読書」

dokusyo.jpg年末に購入して、楽しみにしていた本を一気に読み終えた「告白」です。

 帯にあった読者の意見を参考に、寝る前ではなく、たっぷりじかんのある時にして正解でした。大概の本も読みだすと止まらなくなりますが、今回は更にその感が強かったように思います。

 内容は勿論あきらかにはできませんが、読み終えてハッピーな気分や爽快感のある本ではないので、そちらを求めたい方にはお薦めできません。

 が、よく凄惨なニュースが報道される度、やたら興味本位で正義を押し出し取材するマスコミの在り方や、「心の闇を解き明かす…」などと、解説を試みようとする姿に違和感を覚えている方には「自分が思ったことはこういうこと?」と気づかせてくれるような内容です。

 また、普段の何気ない日常も本当に、微妙なバランスの上に辛うじて成り立っているに過ぎない事。人は何かに所属して、多かれ少なかれ他を見下す事で自分を保ち、生活を保っているものだと、あまり直視したくない部分も鋭く書かれていて、ドキッとしてしまいます。

 新年早々、暗い気分になるのは嫌ともおもいますが、逆に視点を変えたり気持ちを引き締めたりする一つのきっかけにもなるのではと思いました。何より圧倒的な筆力に完敗。作家の方は本当に凄い。と素直に感動いたしました。

honn utubu 実はもう一冊買ってしまいました。乃南アサさんの「ウツボカズラの夢」です。

 こちらも相当暗めで、前向きでありたい新年に読むのはどうかなと思うのですが、読書ハイとでも言いますか、ある種ハイテンションになっていて、何か続けて読みたくなって、求めた一冊です。
 この作家も人間観察と表現が鋭く、市井のいわゆるいい人や普通の人の仮面を次々と剥ぎとって行く事にかけては他の追随を許さないのではと思ってしまいます。(桐野夏生さんもそんなイメージがあります)女性の視点の鋭さなのかもしれません。

 いずれにしろ一気に読めることは間違いありませんし、私の様に多少マゾ的な読書傾向にある方にはお薦めです。(多分、どう考えても暗めです…でも少しは救いがあるかもね…と言うスタンスです)

 少し疲れたので、インターバルをおいて、つぎはスカッとする冒険ものとか、佐伯泰英さんのシリーズ「伊那寄り合い衆」だったかな?(タイトルに親近感を覚えるので)そのあたりにしようと思ってます。

 取りあえず読書感想文の提出、これにて終了! ふぅ~~!!! 

 

スポンサーサイト



[ 2009/01/06 11:10 ] 読書 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する