
キリシタンの里で
丹精込めた棚田が
きらきらと輝きながら空を映し
なだらかに海へとむかう
まるで日本の原風景を思わせるような景色が広がる静かな島々・平戸
その素朴な風景の中にひっそりと息づくように、いくつもの教会が点在しています。
「隠れキリシタン」としてなのか海を見下ろす小高い山の上にありながらも遠くからはあまり目立たず、
一見この先、道があるのかと疑わしくなるほど狭い道を登りきったところに忽然と現れる教会は
しかし、そこが結婚式とクリスマスのみの場所ではない事を
暮らしに根付いた祈りの場である事を
凛とした佇まいで示していました。
今回は日本の天主堂建築の開拓者といわれる「鉄川与助」氏の手がけたものを中心に
五か所めぐりました。
《田平天主堂》
赤煉瓦のがっしりとした造り
凄みすら感じるほど厳粛な気配を漂わせていました。
併設された墓地の墓石の数々は十字架が無ければ普通のお墓の様です。
《山田教会》
天上の構造はコウモリ天上と呼ばれる独特のアーチ型
長崎の多くの教会で取り入れられている型
壁に張り巡らされたステンドグラスには蝶の羽が用いられています。
美しいけど、おびただしい数の蝶々が…
と思うと、ちょっと絶句。。。
《紐差教会・ひもさしきょうかい》
白い壁が美しい教会
青いステンドグラス越しに中を覗いてみました。
アーチ状の白い柱が並んでいてとてもきれいです。
《宝亀教会・ほうききょうかい》

外側にベランダのある珍しい建物
海の光と風をいっぱいに感じられそうです。
平戸市内では最も古い教会だそうです。
《平戸ザビエル記念協会》
尖がった塔や淡いグリーンに白い縁取り
天辺の十字架はピンク色
全体にソフトで可愛らしいイメージでした。
今回は時間の都合や祈りの場所であるという神聖さから、
内部を見学できるところは少なかったのですが、
こんなにも個性的な教会が数多くあり、意匠を凝らしたデザインが,
どれもこれも印象的でした。
。。。どこからともなく、讃美歌が?♪~。。。
(山田教会にて)
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かなり焦って、バタバタと。。。
表示の手順も間違えるし…(おっと、これはまたあとで^_^;)
あ、ご挨拶まで忘れてました(爆)
今晩は!毎日不安定な空模様。
寒いのか暑いのか、降るのか降らないのかと思ったらゲリラ豪雨…
ハグちゃん、雷に怯えいませんか?
雨乞いをしてみたり、テルテル坊主で晴れを願ったり‥
自分の祈りなんて、ちっぽけなもので都合のいいことを願うばかりですけど、
本来の人生の指針、生活の指針、地域社会の為の祈りの場であることを
此処では感じました。
遠い国からはるばるやってきて、信仰を伝えた宣教師の方々。
それこそが、祈る心、信じる心があれば、
そこが聖地であると示してらっしゃるようです。
情けないことに、信仰心とはほぼ無縁ですが、
自然と神妙な気持ちになる場所でした。
へたに?(おっと問題発言^_^;)世界遺産にでもなって環境が崩れないうちに
機会があったらぜひどうぞ!
(飛行機でなくても行けますもんね!笑)