先週、水曜日(25日)のレディースDayを利用して、久々に映画を観てきました。
観たいものが幾つかあった中で、丁度、観る時間帯が合ったので公開して間もない話題作
「ワルキューレ」にしました。
トムクルーズ主演のこの作品は、テレビなどでもよく宣伝されているように、ナチスドイツの末期に数あるヒトラー暗殺計画の最後となった計画(実話)を映画化したものです。
そういう内容の為、けっして明るい気分になれるないようではありませんが、いろいろと考えさせられる事が沢山詰まっていました。
世の中全体が狂気に向かって突っ走っている時、どこの世界にも必ず、「違うのではないか」「おかしいのではないか」と異を唱える人、行動に移す人がいるものだということ。
(余談ですが、作家の村上春樹さんが、イスラエルでの文学賞を受賞されたときのスピーチも同様の事を英語で述べられていて感銘をうけました。)
行動に移すとき、計画通りに事が運ばないとき、現場の一瞬の判断に任せるべきか、指示を仰ぐべきなのか…成功か失敗かは、結果論でしかありませんね。
実践で鍛えた判断力をもつトムクルーズ演ずる将校に、なかなか答えてくれない上層部。 ワーグナーの勇壮な「ワルキューレ」が締め付けるように流れてきます。
(次元が違いすぎるけど、織田雄二的に「…事件は現場で起こっているんだ!」という感じ)
重いテーマを演じきったトムクルーズ!素敵でした。動作、表情の一つ一つに苦悩する将校の様子、緊迫感が窺えました。 銃撃等、緊迫の場面が次々と続いて息つく暇もないという感じでした。
どの役の人も勿論、迫真の演技なのは間違いないですが、特に印象に残ったのは「ヒトラー」を演じた人だったかもしれません。出番自体はすくないものの、そっくり!!陰湿な神経質な表情まで!! 役柄として、一番引き受けたくないだろう人物をそれこそ演じきっていたように思います。 よくぞ探してきましたね~と感心してしまいます。 平和を当たり前に思いがちの今(まあ、日本海の向こう側から、きな臭いものが飛んで来そうな気配ですが)見る価値があると思いました。
(マジ、評論でしたでしょうか? 次は、金城武主演の「レッドクリフⅡ」かな~?ワクワク)
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Author:LM
やんちゃなひめ(猫)に仕える?日々を楽しんでいます。
ありがとう~~!
「高い壁と、卵の壁」っていう題でしたか!!気骨のあるスピーチでしたよね!
まあ、確かに「小心」だったり?する方には、お勧め致しかねるかも…
(鉄の心臓を持つ女より。笑)
でも、インタビューの時とはまた違ってシリアスなトム。なかなかでしたよ~~!鉄分、補給して、ぜひどうぞ!!